昔、まだ今世紀に入る前の話ですが、風邪をひくと上司から「気合が入っていないからだ!」と怒られたものです。
さて時は移ろい今は21世紀。先日朝礼で「気合を入れれば風邪をひかないとか言われていましたが、そんなわけないんですよね」と、したり顔でよく風邪をひく社員が話していました。
さて、僕は頑丈そうな20世紀の上司の根性論と、21世紀のつるピカ顔でよく風邪をひく社員のインテリ風味の言葉のどちらを信じると良いのでしょうか。
今日は、気合が入っていると風邪をひかないのかという話について書いてみたいと思います。
気合が入っていると風邪をひかないは本当
結論からお話しすると、気合が入っていると風邪を引かないという話は本当だと思います。
職場で出会った風邪を引かない人たちは総じて気合が入っていました。
そして何よりのエビデンスが自分です。
風邪を引かなくなった5年以上が経ちますが、やはり気合が入っていました。
風邪を引かなかったこの5年間、自分は風邪を引かないぞとひたすらと気合を入れて生きてきたのです。
とにかく風邪を引くのが嫌。
風邪を引いて楽しい時間が減るのが嫌だったのです。
自分から容赦なく時間を奪っていく風邪に対抗をするため、とにかく気合をいれてきました。
ですから、気合を入れると風邪を引かないというのは、本当なのです。
気合が入っていると風邪を引かない理由
どうして気合を入れると風邪を引かないのでしょうか。
ひたすら予防をするようになるからです。
風邪を引いてなるものかと意識すると、あらゆる風邪を引き寄せるものに気を付けるようになります。
自分の場合は、風邪を引かないと気合を入れることによって、手洗いうがいはもちろん行うようになりましたし、風邪が流行っているような時期には電車には乗らずに、徒歩で通勤をするようになりました。
少しでも体調が悪いなと感じたら、滋養強壮のために栄養ドリンクを飲み、美味しいものを食べて心を満たし、熱い風呂に入って風邪の菌を殺すように努力をします。
睡眠もいつもより長めにとります。
この僕の風邪を引かないための努力が、一体どのくらい意味のあるものなのかはわかりません。
でも、一応5年は風邪を引いていません。
ちょくちょく風邪を引いていた5年前までの自分と、風邪を引くことがない今の自分の違いと言えば、風邪を引かないよう気合を入れたかどうかしかないのです。
よく風邪を引く人は気合という名の予防が足りない
気合を入れるというか、風邪の予防に対する意識を高めるっていう話なのかなと思います。
よく風邪を引く人に限って、手洗いうがいもせずに満員電車に乗って、睡眠不足も気にせずにいる印象があります。
20世紀の鬼上司は、風邪が仕事に与える影響が大きいのにも関わらず、ろくに予防もせずに漫然と過ごすことを「気合が入っていない」と簡単に言っていたのではないでしょうか。
ちゃんと言わないと伝わらないんですけどね。
というわけで、歳を取った自分も職場で「風邪を引くのは気合という名の予防が足りない!」と声を張って話して、煙たがれる晩年を過ごしたいと思います。
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