「とりあえず一回会って打ち合わせしませんか」
久々に言われたセリフで、ちょっと気分が落ち込みましたので、今日は仕事を辞めます。
代わりと言ってはなんですが、とりあえず会いたがる人がなぜ仕事ができないのか、その理由を考えていきたいと思います。
スキルがないから会いたがる
わたしの隣に座っている同僚がとりあえず会おう魔人です。
いつも電話口で会う約束をしています。
なんかその調整で午前中とか使ってるんですよね。
会おう魔人の彼、基本的に仕事ができません。
机の上もぐっちゃぐちゃです。
まあ、人と会う調整で半日使っていたら、しごとも片付きませんからね。
机の上もぐっちゃぐちゃになるでしょう。
彼と仕事のやりとりをしていて思うのが、正しい仕事ができていないということです。
どういうことか。
例えば彼が仕事の依頼してくるとき、自分はスケジュールの作成をお願いします。
まあ、これは普通のことだと思うんですが、彼はスケジュールを使ってこないんですよねえ。
「なる早」でとか、「そんなには急いでないけどお」とか、とにかく濁して話します。
単純にスケジュールさえくれれば、間に合わせるし、どうしてもダメな場合は他へ降るんですが、会いたい魔人はスケジュールを作ってくれないので、対応ができません。
とりあえず会って相談をして、なあなあで仕事を受けてもらう
万事こんな感じです。
スケジュールを作ることができないし、メールをわかりやすく書くこともできない。
会うしかないのでしょう。
スキルがないから会って言葉で伝えるしか仕事を進めることができないのです。
時間の大切さを理解していない
当たり前ですが会うのは時間がかかります。
先程の同僚のように、アポの調整にも時間がかかりますし、会いに行くまでの物理的な移動にも時間がかかります。
仕事の仕方として、直接会って膝をつき合わせて話すという考え方があるのはわかります。
ただ、投下した時間に見合ったリターンはあるのでしょうか。
何度も何度も足繁くクライアントの元に通っている部下がいました。
結果残業まみれで、残業代長者になっています。
ある日、彼が熱心に通っているクライアントの年間利益を目にすることがありました。
1万円です。
直接会う時間を減らして、ほかの仕事で稼ぐことはできないのでしょうか。
また、直接会いたがる人は時間=コストということが理解できていません。
会う時間を作ってもらっているということは、相手の利益を削っているのです。
直接会いたがる人が仕事相手に多ければ多いほど、あなたの利益は削られていってしまうでしょう。
考え方が古い
「営業は足で稼ぐ」、「目と目を合わせて会話しないと気持ちは伝わらない」
どちらも20年くらい前まではよく言われていましたし、今でも60代近辺の人たちはそんなことを武勇伝まじりに語ります。
しかし時はたち、今では手のひらにスマホという名前のパソコンを持てるほどの時代です。
電話しかなかった通信手段も、メールやチャットなど多種多様です。
時代は変わりました。本当に今でも足で稼ぐ営業がベストなのでしょうか。
目と目をみたいのなら、フェイスタイムでも使えば良いのではのいでしょうか。
とりあえず会いたがる人は、何十年も前に言われたことを、後生大事に守っている人なのです。
時代に合わせて変化をすることができないのでしょう。
さいごに
自分は営業ですが、クライアントと直接会うことはほとんどなくなりました。
それでも仕事はまわりますし、仕事が早くなってレスポンスが良いことを評価されて、以前より営業成績があがりました。
ただ、クライアントの中にも直接会いたがる人は未だにいます。
これは、自分がメールなどで十分な安心感などを与えららていないことが原因なのかなと思ったりします。
この辺は課題ですね。
直接会いたがる人が一人でも減ることにより、世の中全体の労働時間は間違いなく減るでしょう。
減った時間で子育てしたり、介護をしたり、とかく忙しい現世をサブァイブしていきたいですね。
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