昨晩、妻子が寝静まった中、お酒も飲まずに独り紅白歌合戦を観戦したわけです。
存外に面白い。惰性で見ていたはずが、演歌パート以外はお菓子を食べる手を止めて、引き込まれていました。
紅白歌合戦。素晴らしい。さすが年間で視聴率を最も稼ぐレギュラー番組(年1回ですが・・・)。
そして紅白を見ていてふと頭に思いう感が考え。
「紅白歌合戦こそがブロガーが目指すところではないだろうか」
年末ということで気がおかしくなったわけではありません。
お酒も一滴も飲んでいませんでしたから。
見ればみるほど紅白歌合戦ですごいなと。学ぶべきところがありすぎると。
具体的にあげると以下のとおりとなります。
- 圧倒的ブランド化
- 常にチャレンジを続ける革新性
- すべての年代にアプローチ
- いつの間にか世代交代
上4つのポイントは、ブロガーやサラリーマン、企業、全てが欲してやまない要素ではないでしょうか。
以下、一つ一つ考えていきたいと思います。
紅白歌合戦が獲得した圧倒的ブランド力
ブロガー界隈で話題になっているGoogle AdSenseマネタイズの教科書(通常のんくら本)にも記載がありました。
「オーソリティーサイトになって信頼と権威を積み重ねよう」
紅白歌合戦はまさに年末の過ごし方のオーソリティーです。
69回、休むことなく日本の期待を一身に背負い番組を作り続けています。
有名な歌手が歌を歌う。それだけです。ほかにも同様の番組はたくさん存在しています。
でも、紅白歌合戦ほどに皆が話題にする番組はないでしょう。
年末の歌番組と言えば紅白歌合戦。
大晦日は紅白歌合戦。
完全に信頼と権威と積み重ね、ブランド化していることがわかります。
ブロガーもここまで到達したいところです。
iPhoneと言えば〇〇、時事ネタは〇〇、お下劣は〇〇といった具合に、ブランド化ができれば、人気ブログへの道が開けるのではないでしょうか。
ブロガーではなくとも、サラリーマンも一緒です。
〇〇と言えば〇〇さんまで到達することで、リストラされるリスクはグッと低減しますし、営業マンであればトップセールスマンが見えてくるかもしれません。
紅白歌合戦が見せるチャレンジングな姿勢
69回積み上げてきても紅白歌合戦は挑戦をします。
パフュームのぶっ飛んだ映像演出を見ていて感じたことです。
正直、たまにパフュームを見ることがあって、そこそこ楽しみにしている自分でもよくわかりませんでした。
興味ない人が見たらどう思うでしょうか。少しゾッとしますね。
米津玄師の演出もダンサーがカットインして踊り狂うというちょっと首をかしげるレベルでした。
ブランドを獲得して、権威化してしまうと、挑戦することが怖くなります。
人々の見る目も厳しくなります。
でも、新しいこと変わったことをやる。これが紅白が長く続いていて、ブランド化している所以なのかもしれません。
歳をとると新しいことをやるのが面倒になります。大きな企業は凡庸な戦略しか打たなくなりがちです。
批判されることや、今までの積み重ねが崩れ落ちることが怖いからです。
でも私たちブロガーやサラリーマンも、常にチャレンジを続けなければならないのでしょう。
あの紅白でさえ挑戦をやめないのです。何を怖がる必要があるのでしょう。
紅白歌合戦は世代を問わずにリーチし続ける
紅白歌合戦、自分の70を過ぎた母親から12歳の姪っ子まで見ています。
主にリーチしている層は決まっているのでしょうが、年配も子供も見ることができるポイントをしっかり作ってくれています。
世代を問わずにリーチするのがいかに難しいことか。
ブログやアフィリエイトの世界ではペルソナなんて言葉がよく聞かれますし、ターゲットを定めるのはマーケティングの基本でしょう。
でも、もしも世代を問わずにリーチすることに成功をしたら。
固唾を飲んでその成功を見ることになるのではないでしょうか。
紅白歌合戦はいつの間にか世代交代をしている
さらに紅白歌合戦に凄みを感じたのが後半です。
昔は終盤には演歌の大御所がズラリと並んで、若手や実力派が挟まるといった具合でした。
ところが今年、あらためて見ていると後半にかけて現役の注目アーティストがズラリズラリ登場するではないですか。
一応の大トリは30代の嵐です。
一般企業で30代が最も活躍している会社ってそうそうはないでしょう。
特に実績を積み上げた会社ほど、幹部は60代、50代やちょろちょろで40代は大抜擢というレベルです。
でも、考え直さなければなりません。
だって日本史上もっとも愛されるコンテンツである、紅白歌合戦でさえ、もっとも実績を重ねているコンテンツである紅白歌合戦でさえ、世代交代を行っているのですから。
オーソリティー化するために必要なことを紅白歌合戦から学んだ
紅白歌合戦。あらためての凄みです。
この化け物コンテンツ、いったいどのような準備で作られているのでしょうか。
その裏を一つ一つ考えながら見てみること。
きっとそこに仕事におけるオーソリティー化、ブランド化、継続力といった到達点のようなみえてくるのではないでしょうか。
コメント