TOKIOのメンバーがお酒を飲んで酩酊した状態で、女子高生に強制わいせつ行為を働いた事件がきっかけで、にわかにお酒の危険さ、禁酒の大切さが話題になっています。
個人的にも思うところがあり、お酒は危険!サラリーマンが山口メンバーの事件で学ぶべき禁酒の大切さ – 世界の底辺からサラリーマンが叫ぶで思いのたけを綴りました。
お酒は本当に恐ろしものです。
あっという間に人生がダークサイドに導く悪い意味でのポテンシャルを持っています。
そしてお酒はやめることが本当に難しい。
タバコは割りと簡単にやめることができ、やめた後も再度吸うことはありませんでしたが、お酒に関してはやめては飲むの繰り返しです。
今現在、大分お酒をコントロールできるようにはなってきました。
数ヶ月間の禁酒もそれほど苦にはなりません。
それでも、まだお酒を飲みたいという衝動が湧き上がってくることがある。
これが正直なところです。
今回の山口氏の事件をきっかけに、お酒との付き合い方を考えたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、私がお酒との距離を置くことができるようになった理由をご紹介いたします。
参考にしていただけますと幸いです。
お酒を飲んで記憶を失くすことが怖くなった
お酒を飲む恐怖を感じるようになったのは、30代後半から40代前半にかけてです。
それはまでは、どれだけ飲んでも顔が真っ赤になる程度、翌日の二日酔い以外は楽しくお酒を飲める人生でした。
30代も後半、40代を間近にしたころが様子が変わってきます。
深くお酒を飲んだ翌日、飲み会後半の記憶がなくなることが増えてきたのです。
どうやって家に帰ったか記憶がないのです。
飲み会の後の記憶がない翌日、飲み会のメンバーと顔を合わせるのが怖くなってきました。
何か暴言は吐いてないだろうか。女性社員にセクハラをしてはいないだろうか。
記憶のない飲み会(題名のない音楽会とは大違い)が終わってからの数日は、会社にいるのが苦痛で、無駄に外回りに出かけたりするようになりました。
お酒を飲んで家の中でも失態を犯すようになった
そんな酩酊時代を乗り越えて、40代を迎える頃に結婚をしました。
結婚をしてから、家にいるのが楽しくて、家飲みが捗りました。
これがまた、お酒の恐怖を自分に思い知らせることとなります。
トイレとリビングを間違える
ある日、がっつり家で飲んだ後、ワインを1本くらい空けたでしょうか、夜中に用を足していると、妻の激しい声が聞こえてきます。
「ちょっと!なにやってるの!」
なだようるさいなと思って、我に返るとそこにはリビングで用を足している自分の姿があります。
昔、父が何度もトイレを間違えていた記憶が蘇ってきます。
それからは、人の家で飲む際、「もしもトイレを間違えたらどうしよう」という恐怖から逃れることができません。
リビングで下半身丸出しで就寝
これもワインを1本空けた時なのです。海外ドラマを一気見しながら楽しくお酒を飲んでいました。
ウトウトしているとまた妻の声が聞こえてきます。
「ちょっと!何をやってるの!」
気がつくとズボンとパンツを脱いで寝ている自分。
禁酒のきっかけは妻の妊娠
お酒の恐怖を感じるようになり、お酒との距離をとるようにはなりましたが、完全にお酒の支配から逃れることができたきっかけは、妻の妊娠です。
妻が妊娠をして臨月を迎える頃に、妻からお願いをされました。
「これから赤ちゃんが産まれるまでは、何が起きるかわからないから、お酒を控えてね」
もしも妻の容態が一変したり、急に破水したタイミングで、それが夜だったら。
いつもの自分はお酒を飲んでいて、妻を車で病院へ連れて行くことができません。
タクシーで病院で駆けつけた際、赤ら顔で酒臭い自分を想像すると底のない恐怖しかありません。
お酒を辞めざるを得ませんでした。
禁酒してみると楽しい生活が待っていた
お酒のない人生なんて意味がないと考えるほどお酒が好きでした。
しかしながら、禁酒をしてみると思いのほか生活が充実してきました。
妻との一つ一つの会話がクリアで楽しかったり、仕事中もイライラしない。
朝も早く起きて、「さあ、今日も一日がはじまるな」という爽快な気分になったり。
禁酒も悪くないなあという発見がありました。
結局、妻の臨月から、子供が産まれるまで、そして産まれてから1ヶ月以上、お酒を飲むことがありませんでした。
約3ヶ月お酒を飲まずに過ごすことができました。
お酒をやめるのに最も効果的なこと
その後は飲み会のタイミングだったり、休みの日だったりに軽く飲むという生活が続いています。
飲まないで1週間、2週間と日々が続くこともあります。
それでもたまに、飲酒が連なる日々、酒量が増えそうになる日があります。
GWを満喫して楽しくなった昨日もそうでした。
そんな時、ロンギヌスの槍のような一言が飛んできます。
「最近、飲み過ぎじゃない?」
結局、自分をお酒というダークサイドから救ってくれるのは妻の一言です。
お酒をやめたいのなら人を頼ろう
山口氏が今回の事件を犯したのは退院当日で、1番危険な日と言われています。
「誰かが見てあげるべきだった」という声も耳にすることがありました。
本当にその通りでしょう。
お酒の魔力は本当に凄いのです。
一人で立ち向かうことがどれだけ難しいか。
お酒をやめたいのなら、誰かに頼るのが1番でしょう。
「飲まないように注意して」
お願いできる人を見つけるようにしましょう。
もしくは、この人の前で飲むのは恥ずかしいという人を見つけるのです。
自分の場合は妻でしたが、親でも、兄弟でも、恋人でも誰でも良いから頼れる人を見つけましょう。
もしも頼れる人がいなければ、断酒会のようなものに参加をしましょう。
お酒は一人で立ち向かうことができるほど、弱い相手ではありません。
誰かの力を借りてでもお酒はやめた方が良いですし、お酒をやめた後、お酒をコントロルできるようになった後の人生は、思っていたよりも快適なものでしょう。
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