以前孫正義の元秘書へのインタビューで、SoftBank孫正義さんの 仕事術に対しての紹介がありました。
これは中々面白く、それまでの自分の仕事への取り組み方に自信を持つことができ、これからの働き方にも大いに参考になるものでしたので、ご紹介します。
10秒以上考えても無駄
「すぐやる」ことに関して、私が孫社長から一番影響を受けた考え方は、「10秒考えてわからないものはそれ以上考えても無駄」という姿勢です。
自分もずっとこの考え方を大切にしていたのでよくわかります。
長い時間が考えた結果と、ほんの数分考えた結果で、大きな違いがでるということはほとんどないのです。
昔司馬遼太郎の坂の上の雲を読んだ際に、同じようなことが書いてあったような気がします。
それからずっと、「長い時間考えないようにする」ということをモットーに働いてきました。
結果、仕事の回転は猛烈に早くなり、比例して帰宅時間も早くなりました。
もちろん「もっとしっかり考えれば良かった」などど思ったことはありません。
ただ、10秒という縛りは驚愕です。
いくらなんでも短すぎるだろという気がします。
さすが孫正義です。
時間をかけるのはただの先送り
時間かけてゆっくり仕事する人いるけどただ、先送りしているだけのケースが
ほとんどです。
5秒考えてやめて、1時間後に5秒考えて飯食って。
2時間後に5秒考えて飲みにって。
3日後に締め切りが来たから10秒考えると。
3日間検討する時間を与えられたとしても、実施に考えている時間は数十秒なんてことはありませんか?
自分はそうでした。
仕事が早くなる秘訣はとにかく先送りしないことというのは言うまでもありません。
10秒で考えても無駄という考え方は、究極の先送り撲滅手段かもしれません。
決めないということを決める
ここで誤解してほしくないのは、孫社長はどんなことに関しても、今すぐに決断すればいいとは思っていないということです。あえて「決めないことを決める」こともまた、孫社長の強みの1つなのです。
10秒で決めるというポリシーを持ってしまうと、多くの人がポリシーに縛られがちです。
決めることができない状態、不十分な情報しかない状態でもついつい10秒で決めるというポリシーに縛られて決断してしまいがちです。
情報が不十分であったり、適切なタイミングでない場合は、孫正義は決めないという決断をするようです。
ここで重要なのは、決めないことを決めるということなのでしょう。
どうしようどうしようと悩むのではなく、決めないことを決める。
決めること(もしくは決めないと決めること)は非常に消耗します。
しかし、この消耗する決断という行為を高速で回すことが、仕事を早くする秘訣なのかもしれません。
仕事が早くなると仕事が集まるようになり、より仕事ができるようになります。
ですから決断を高速でまわすことは、成長を加速させることにも繋がるのです。
元記事はこちらです。
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