久しぶりにぐいぐいと引き込まれて1日で読了してしまう本と出会いました。
青木真也氏の「空気を読んではいけない」。
衝撃の告白ですが自分には友達がいません
自分には友達が独りもいません。
高校生までは運動部に入っていたこともあり、ぼんやりと友達がいたのですが、浪人した挙句に入った滑り止めの大学では、独りも友達ができませんでした。
いつも何かに焦っていて「こんな低レベルな奴らとつるんだってしょうがない」と思いながら黙々とアルバイトに励む日々。
サラリーマンになってからは年に数度飲む同期はできましたが、自分から誘うようなことはないので、突然縁が切れてしまうこともあるでしょう。
現在はその同期達とは離れて、他の会社で働いていますが、その会社でもプライベートつるむ人間などいません。
仕事をすることは楽しいです。もっと激しく皆で何かを貪るように仕事ができればよいと時折思います。
しかし、同年代の同僚は携帯ゲームをすることに余念がありません。
だから、アスリートの如く会社の中ではキビキビと誰よりも働き、誰よりも帰ることを目標にしています。
「友達が独りもいないなんておかしい?」
そんなサラリーマンの自分にはぶすっと刺さって、そのまま前に押し倒してくれるような本でした。
独りでいることを肯定した本って、中々ないのですよね。
友達という存在がなければ人間関係の悩みを抱えることも少なくなる。友達なんて持たずに、自分の思ったように生きる。そうすることで、やるべきことに集中できる〜「幸せな人生を生きるために友達はいらない」より
自分の悩みの殆どは、他者からの目線により産まれています。人の目線が気になってしまうのであれば、それを排除するためには、人との余計な関わりを減らしてしまえば良いのですよね。
流されるがままに不要なものを持ち、意味のない食事をして、価値観の合わない人と付き合っていては、本当にやるべきことに集中できない。
可能な限り、余分を捨てて生きていこうと思っている。〜「足るを知る」より
何となくやっていることはないだろうか。何度も何度も問いかけたくなる文章です。
一度しかない人生で、世間的な「幸せ」に惑わされている時間はない
〜同タイトルより
自分は遅まきながら結婚して、妻と犬で過ごす時間と、こうしてブログを書いたり、ライティングの副業をやっている時間、そして本業で成果を出すことに幸せを感じている。それだけで良いではないかと。それでも多すぎるのかと感じてしまいました。
本当のリア充とは?
この本を読んで思い出したのが、DJあおい氏のリア充についての見解。
毎日のように友達と遊んでいるような人がリア充ではない、生活の中心となる学業や仕事が充実している人がリア充であるという話。
夏は友達とバーベキューしたり、冬は忘年会を連発していないと、なんだかハニカミながら「自分友達いないんで」なんていらぬ告白をしてしまいがちですが、やるべきことをやっていれば、そんなことを気にする必要はないですね。
いや、やるべきことをやっていなくたって気にする必要はないのでしょうね。
何かを極めたい人にとっては、とても参考になる本だと思います。
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