昨日の朝の話。
いつものように黙々とオフィスで仕事をしていたところ、部長様に呼びつけられました。
「いつまで会社にいるんだ。早く外に行って営業をしてこい」
続けて
「お前がいるから、みんなも社内いるだろ」
グループ全員、確かに社内に残っていました。
10時過ぎでしょうか。
ただ、誰1人としてダラダラしている人間はいなく、みんなひたすらクライアントへの見積もりを作成したりしていました。
営業マンは外に行ってこそ仕事が取れる。
この考えは中々に根強いものがあります。
確かに接触回数が増えれば、仕事につながる可能性はあるでしょう。
ただ、今は時代が変わってきました。
クライアントからはメールで仕事や見積もりの依頼がきます。
社内にいればすぐに見積もりを作成して、迅速に対応ができます。
外出中にクライアントから電話がかかってきて、外にいることを伝えるとがっかりされます。
「見積もり、すぐに欲しかったんですけど…」
迅速な対応が喜ばれるのなら、社内にいても仕事はくるのではないでしょうか。
そもそも朝早く外に出かける営業マンは、本当に成績が良いのでしょうか。
我が社を見渡すと、そこに相関関係はないように思われます。
むしろ、いつも会社にいない営業マンは成績が悪いような気さえします。
何故でしょうか。
恐らく外に出ることを優先するあまり、やるべきオフィスワークが疎かになっているからでしょう。
やるべきことをやらないでいると、クライアントから催促をされたり、業務進行に遅れが出たりしてしまいます。
そんな営業マンに仕事が集まらないのもわかる気がします。
そもそも朝イチで営業されても、クライアントも迷惑ではないでしょうか。
今は昔と違って、ちょっとお茶でもなんて余裕のあるクライアントはいません。
ちょっとお茶でもの成功体験が忘れられない人が、朝早く会社を出ることを推奨しているのでしょう。
そもそも、ちょっとお茶でもで仕事が取れていたわけではなく、人口増のボーナスステージに営業をやっていたから数字が伸びていただけなのですが、そこに気がつくのは難しいかもしれません。
ボーナスステージを生きてきた営業幹部が退職するまで、朝早く会社を出ろと言われ続けるでしょう。
社内で存分に仕事をすることを許される方法は今のところ1つしかありません。
結果を残すことです。
結果を残し続けることで、営業幹部達の考え方を変えることができるかもしれません。
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