良い本だった、読んで良かったという本のタイプは自分にとって2つに別れます。
一つ目が、読んでいて興奮して行動に繋がるような本です。
ホリエモンの本とか経沢香保子さんの本なんかはこっち系です。
やる気出ないなあなんて気分の時に読んだりします。
中身も大体わかっているので、ある意味予定調和。
だけれども面白いというタイプです。
読んで良かったと思う本、二つ目のタイプは「その本を読んだことによって、今までの自分の考え方や行動が変わってしまう、変えざるを得なくなるような本」です。
読んでいる途中は面白いかどうかわからない。
でも読まざるをえないような、読んでいてある意味つかれる本です。
過去読んだ本でいうと以下の2冊が典型的です。

成功はどこからやってくるのか? ~「成功法則」の取扱説明書~
- 作者: 岡本吏郎
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2004/11/20
- メディア: 単行本
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さて、久々に二つ目のタイプの本に出会ってしまいました。

習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)
- 作者: チャールズ・デュヒッグ,渡会圭子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 文庫
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習慣が人の行動に大きな影響を与えていて、その習慣は仕組みさえ理解することができれば変えることができるということが書いてあります。
きっかけと報酬に気づくことを覚えれば、ルーチンを変えることができるのだ
これがこの本の根本的な思想で、この「きっかけ、報酬、ルーチン 」について繰り返し繰り返し、様々な例を引き合いに出しながら落とし込みをしてくれます。
そして、今夜は何を「するのか、明日は何をするのか、テストの準備はできているのかと、よく質問をしてきた。それで目標を定めるのが癖になった。
子供や部下を育てていく上でも役にたつような言葉が満載です。
自分が新卒の頃に勤めた会社でよく管理部門の上司が話していました。
「やってください」と言って現場にせつめいするだけの奴がいるけれど、それは仕事じゃないからな。やらざるを得ない仕組みを作っているのが企画職や管理職の仕事だ。
ずっと忘れられない言葉でしたが、この本に書いてあるのも同様の話でしょう。
しかもその仕組を自分自身に対して作り上げていくという。ある意味人格改造に近い思想です。
劇薬に成り得るかもしれません。
でも人生も会社も微妙に行き詰まってきている今、劇薬上等という気分でしたので程よい苦味でした。
1つの習慣を変えることで、他の様々な事柄に影響をあたえるという事もこの本には書いてあります。
まずは最近の自分を悩ませてきた飲酒習慣に取り組んでみたいと思います。
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