20代の頃から、仕事がうまくいかなくなるとすぐにビジネス書を読むような生活をしてきました。
おかけさまで40代になる今までに500冊はビジネス書を読むことができました。
500冊も読むと、「またこの話かあ」と既視感満載の記述に出会うことも少なくありません。
特に成功法則系のビジネス書の多くは、同じようなことを書いているケースが非常に多いのです。
せっかくの機会です。ちょっとまとめてみようと思います。
出世をする人の靴は綺麗
これはかなり多くの成功本に登場します。
靴が綺麗だったばかりに一発逆転で大きな取引に成功したなんて話も枚挙にいとまがありません。
確かに、自分のまわりでもサラリーマンとして成功している人は靴が綺麗な人が多いなあと感じています。
もちろん靴が綺麗でも成功していない人もいますが、成功していて靴が汚いというような人は目にしたことがないかもしれません。
そういう意味では靴を綺麗にすることは、成功するための必要条件ではありますが、十分条件ではないのでしょう。
ちなみにお小遣い2万円の僕は、ABCマートの3,000円の冬靴を年中履いています。
出世する人は早起きをする
これもかなり多くのビジネス書に登場する話です。
ビジネス書に登場する成功者は早く起きてランニングをしたりマインドフルネスをしたりしているようです。
確かに、朝は静かですから仕事がはかどります。
部下やクライアントからの電話もかかってきませんので、仕事に集中できます。
ただ一つ気になることもあります。
ビジネスで成功している人、出世をしている人の大半は年配者です。
朝早く起きているのは歳をとったからというだけの可能性はないでしょうか。
出世する人は人に与える
人のために何かををやっていると、いつか自分に返ってくる。
信用を得ることが大切だという話もよく聞きます。
見返りなど気にしない、無償の善意に人は誠意を感じて「この人のためなら何かをやってあげよう」、「この人がやろうとしていることは全面的に信じよう」と思うようになるようです。
大きな成功を収めるためには、自分ひとりではどうにもならないことが多いのでしょう。
いかに沢山の人を巻き込めるかが成功に近づくポイント。
そういう意味では、人から信用を得るために与え続けるというのは的はずれな話ではないのかもしれません。
この「人に与える」という考え方は、ここ数年で多くのビジネス書に一気に登場するようになった感があります。
自分の記憶では、出所したホリエモンが「givegivegive」と言い出して、若手のIT起業家あたりがそれに続いたといったところでしょうか。
今は、少しだけ揺り戻しがきていて、「与え続けても、相手によっては響かない」といったような考え方も少なからず見られるようになりました。
出世している人ははいつも笑顔
出世している人は笑顔を大切にするという話もよく出てきます。
これは実感としては半々で、サラリーマンの中では苦虫を噛み潰したような顔をして成功している人もいるようなあと。
後ろの席にいる役員の顔が頭に浮かんできました。
ただ、先程の信用の話しではないのですが、笑顔の人には人は集まりやすいのは間違いないでしょう。
人が集まるということは・・・以下同文です。
多くのビジネス書に書いてある4つを実践すると出世するのか?
だいたいこんな事が書いてありますので、後は何冊読んでも学べることはあまり変わらないような気もします。エンタメとして読むのであればOKですが。
で、これで成功するのでしょうか。
靴を綺麗にして、朝早く起きて、人に与えて、笑顔でいる。
これだけでビジネスが成功したり、出世が約束されるようなことはないでしょう。
ただ一つ言えることがあります。
靴を綺麗にして、朝早く起きて、人に与えて、笑顔でいるような人生はクソ素晴らしい気持ちになるだろう。
ということです。
どう考えても、幸せに暮らしている風景しか想像ができません。
余裕のある人生です。
ある意味成功でしょう。
そういう意味では、あらゆる成功本に書いている共通点は成功への近道を記しているのかもしれません。
あわせて読んでいただきたい記事が、仕事ができない人の10の特徴のまとめです。
書いてあることは違いますが、なんとなくこちらの記事に出てくる人からは幸せなオーラは感じられませんね。
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