なぜ日本人はお金を毛嫌いするのか。インベスターZの感想。
今サラリーマンに求められるのは自分で稼ぐ力
自分は本当にお金を稼ぐことが下手です。
サラリーマンとして給与を貰うこと以外にお金を稼ぐ術を殆ど知りません。
ただこれは自分に限ったことじゃなく、周囲の同僚、友人も同様です。
給与の額こそ勤めている会社によって違いはあります。
しかし給与収入以外にお金の稼ぎ方を知らない。その事に違いはありません。
これからの日本社会に訪れるであろうことを考えると、サラリーマン1本の収入では心許なく、複業をすることが当然という事が声高に叫ばれてはいます。
金儲けが悪だと刷り込まれている日本人
日本人はいつから金儲けを嫌いになったの?
日本人が金儲けを批判する理由がインベスターZに書いてあった
この本の3巻に日本人に嫌儲思想が身についてしまった理由が書かれていました。
戦争、第二次世界大戦がその原因にあったのです。
戦争をするために国はお金が必要でした。
そのために国は国民のお金を利用することにしたのです。
国民に貯金を推奨し、それを軍事費用に投入しました。
結果はご存知の通りですが、国の方針、教育として「お金は使わずに貯金」という考え方を国民に植え付けたのです。
その影響は戦後何十年とたった現代までにも及ぶというわけです。
金持ちを、戦時中の如く団結して国民総叩きにするのもうなずける話です。
「貯金は良いこと」なんて幻想
私は貯金、嫌儲というのはもっと日本人特有の精神性からくるものだと考えていました。
それがただの戦時中の調子にのった人間たちの都合の良いプロパガンダだったとは・・・。
日本は現在窮地に陥っています。いや日本はどうでも良いのですが私達サラリーマン、いや私は窮地に陥っています。
お金を稼ぐ必要があります。
お金を稼ぐことを恥ずかしがったり、嫌いになっている場合ではありません。
それは戦時中の誤った考えの一部なのです。
もっと真剣にお金を稼ぐということを考えていきたいと思います。
インベスターZは最高の経済指南書
お金についての素養がまったくない、サラリーマンとして生きているだけでお金が稼げるはずだと思い込んでいた自分のようなオジサンにとって、インベスターZは時に強烈なカウンターパンチを浴びせてくれます。
インベスターZは、ドラゴン桜で一世を風靡した三田紀房先生の本。
ホリエモンやZOZOの前澤社長なども登場する、わかりやすい投資をテーマにした漫画です。
少し冗長に感じるポイントもありますが、全21巻ですから、一気読みも十分に可能な範囲でしょう。
サラリーマンの世界しか知らない、だけど最近の上がらない給料は雀の涙のボーナスに恐怖を感じつつある人は、一度読んでみると良いでしょう。
自分が知らない世界を、漫画という手っ取り早い手段で垣間見ることができます。
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