キングコングの西野。
呼び捨てにしたけれど、正直何歳かも知らなかったし(歳下なのはわかっていたけれど)、世代が違うからかお笑いで活躍している頃の事は殆ど知らない。
最近やたらとネットで話題になっているから興味を持たざるをえなくなった感じだ。
で、その話題が中々面白い。お笑いとして面白いのではなく、仕事の仕方や生き方が面白い。
ちょっと変わった、今までの常識と違う主張をして、行動をしていて、それで結果を出しているのが痛快に思えてきた。
そこで登場した本が「革命のファンファーレ」。
自分のような浅はかなフォロワーがつきはじめたタイミングを見越してこのタイトルのような気がする。
革命のファンファーレを読んだ感想
週末まで読むのをとっておこうかと思っていたけれど、週末までとっておく意味がわからんと一人で得心して、発売から1日たった木曜と金曜日の仕事の合間などに一気に読んだ。
2日の隙間時間で読むことができたということは面白かったのだろう。
革命のファンファーレは今までの常識とは違う名言が満載
Kindleでハイライトがついているところが、北海道の秋の雪虫の如く沢山あって、ちょっと今までに聞いたことがない主張が特に印象に残った。特に衝撃を受けたのが以下。
はまっていたキャバ嬢が実は子持ちのアラフォーだったことを知った時のような衝撃だった。
いつの世も種として優秀なのは”年下”でこれは抗いようのない自然界のルールだ。若者世代への批判は、そのほとんどが”進化への乗り遅れ”に他ならない
「最近の若者はー 」言われ続けていた若手が、いつの間にか新入社員を「最近の若者は−」と語るようになってしまう。
自分もできるだけ言わないようにしていたけれど、やっぱりたまには言ってしまうし、心の中ではいつも思ってしまう。「最近の若者はー」。
多分自分が優秀だと、年下よりは優れていると思っているからなんだろうけれど、そんな自分をガツン!と殴打してくれるフレーズだった。
革命のファンファーレは具体的なアイデアが満載
ビジネス書を読んで良かったなあと思うのは「実行できるアイデア」「パクれるアイデアが見つかった時」だ。
革命のファンファーでは幾つかの具体的な戦略と、戦略を実行した結果が記載されている。
クラウドファンディングについては何度も何度も記載があって、アフィリンクでも貼ってるんじゃないかと思ってしまうほどだけれど、自分がやってみたいなと思っていた保護犬救済活動なんかにも使えるかなあと思ってしまって、早速あれこれと考えてしまう。
無料公開をやる意味や、歩く広告など、いくつもヒントになる戦略が書いてあった。
革命のファンファーレは猛烈な檄を飛ばしてくる
クライマックスでガンガン煽ってきて、その煽りが至極真っ当で、アラフォーの自分にも響いた。
サラリーマンをやっていてよく聞く言葉で、自分もちょくちょく言ってしまうセリフに「やりたいと思っても上の許可が降りないから」「うちの会社じゃどうせできないから」。
一気にふっ飛ばしてくるような、フルスイングでフェンス直撃にされてしまうような煽りがクライマックスにビュンビュンくる。
「ちょっともう一回やるわ」
そんな気分になる。
どこかで読んだような話はやや多いし、誰かの主張に似ていることも多い。
それでも熱い気持ちになるし、行動する気持ちになる。
革命のファンファーレは鳴ったかもしれない。
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