インベスターZの最新刊であり最終巻が発売されたと聞いて週末に読もうと思っていたところ。
Twitterのタイムラインでも上々の評価が流れてきていたのです。
「インベスターZ」の最終巻が相変わらず最高
「100人が思いついたとしても行動するのは、その内のたった1人
そして、100人が行動できてもそれを続けられるのは、その内のたった1人
つまり、1万人のうち1人しかやり続ける人間はいない天才とは、シンプルに信じてやり続けた人」 pic.twitter.com/DgmUOf0Frv
— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) 2017年10月23日
ただ、最終の21巻を購入する前に、19、20巻を読んでいない。
先にそれを読んでからだけれど、そうすると1,500円以上の出費。
1,500円出してまで今読む本かなとチマチマ考えていました。
(結局は1,500円分以上の価値は十分にあったんだけれど)
まさかの一冊5円セール
チマチマ考えていてもしょうがないし、とりあえずAmazonのサイトでも見てレビューを読んで考えよう。
画面が遷移して、思わず「え?」。
最終巻の下に表示されているそれまでの巻のKindle版が5円で表示されているではないか。
もちろん購入していなかった19巻、20巻も。
20巻までが1冊5円、最終巻をいれても全巻21冊のセットで640円で購入できる。
しかもポイントもちゃっかりつくから、実質は600円以下。
すぐに2冊を購入しました。
なぜ1冊5円セールなどをするのか。
1冊5円なんて暴挙ですが、十分に理にかなっているでしょう。
この5円セールがなければ、自分は最終巻を購入することはありませんでした。
5円セールは最終巻を売るための広告なのでしょう。
だから別に5円じゃなくても、1円でも、無料でも良いのです。
どうせ既刊本なんてそんなに売れるもんじゃないのですから、とりあえずそれまでの全巻を買わせて、途中まで読んでいたけれど脱落した人を呼び戻して最終巻を売る。
広告戦略の一つで、非常に面白いなあと。
インベスターZとはなんだったのか
で、最終巻は面白かったのか。
いつも通りに普通に面白いといったところです。
インベスターZに関しては、漫画としての面白さよりも「学び」がポイントとなりますから、至極当然な話でしょう。
投資やお金、戦争や国家、そして19巻では医療についても。
インベスターZの21巻を読むことで知らなかったけれど、知っておかなくてはならない知識を沢山手にすることができます。
で、最終巻での学びです。
「未来を子供にたくそう」ということではないでしょうか。
少子高齢化で日本には残酷な未来が待っているような気がします。
そんな時代だから「子供を産んだって、苦労するだけだから作らない」という考え方をする人もそれないに多いのではないでしょうか。
ただ、もしかすると加速度的に進化をした、新しいテクノロジーの中で生きることになる未来の子供たちは、思いもよらないスピードで進化を遂げて、今自分たちの前に立ちはだかっている国難や大きな壁を、いとも簡単にぶち壊して飛び越えていくのかもしれません。
※2018年4月追記。これ、まんま落合陽一さんが日本再興戦略の中で話していることとかぶっていてびっくりしました。
未来の子供たちが、目の前にある課題を解決する土壌を作るために、自分たちは正しい知識を身に着けて、未来への投資を続ける必要があるのでしょう。
子供の数が少なくなってきたって、その子供たちがもしかするとGoogleやAppleのような世界を牽引する会社を作るかもしれません。
なんだか夢のある話しです。
インベスターZは投資漫画なのに主人公、登場人物の殆どが子供という不思議な漫画でした。
漫画だからわかりやすく子供を主人公にしているのかなと考えていましたが違いました。
インベスターZの世界と同じで、現実世界もやっぱり子供が主人公であるべきなのでしょう。
特に将来の見通しが暗い道を歩きはじめて、更に大企業のほころびが出てきて、暗い道の進路までが塞がれつつある日本では、子供達へのバトンタッチを一刻も早く行う必要があるのではないでしょうか。。
※5円セールはすでに終わっていますが、時折同様のセールがあるようです。ぜひチェックしてください。
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