そもそもどうして喫煙可の店へ入ったのか
先日、妊娠中の妻と焼肉に行きました。
本当は禁煙、もしくは禁煙席のある焼肉屋へ行きたかったのですが、残念がら見つけることができませんでした。
「では、行くのを我慢すれば良いのでは?」という話ですが、激しいつわりや沢山の困難を乗り越えて臨月までたどり着いた妻の希望を叶えて、労ってあげたかったわけです。
また、多少は我慢するつもりもありました。
妊娠中の受動喫煙はよくないとはわかっていましたが、焼肉屋は煙を吸い込む装置がついてるから、タバコの煙もかなり軽減されるだろう。
それに「このご時世、ご飯食べてる時にプカプカタバコを吸い続けるような非常識な人と出会う確率は低いだろう」。
そんな判断です。これが甘かった。申し訳ありません。
容赦なくタバコを吸う顔の黒い男たち
行ってすぐに案内されたテーブル。
かなり嫌な予感がしました。
男性4人、中年、顔色が悪い。
もうタバコを吸うイメージが頭に浮かびます。
テーブルの上にはやはりタバコのケースが置いてあります。
席についてものの数分でタバコの煙が流れ込んできました。
かなり強烈です。
横をみると2人同時にタバコを吸っている。
しかも焼肉食べながら吸っている。
「あかん、ヘビースモーカーや」というやつです。
しかも、一緒に食べている人への配慮からか、通路に向けて(つまり私達の方)煙を吐いているではありませんか。
妻の顔がみるみる悲しい顔になっていくのがわかりました。
店員に席の移動を希望した結果
これはお腹の子供にも悪いし、妻もそれを気にして表情が暗くなってきます。
せっかく労ってあげるつもりが、悲しませることになってしまう流れです。
普段、あまり飲食店では店員に要望を出したりしないのですが、ここは普段とは話が違います。
女性店員に声をかけました。空いてる席はチラホラあります。
「タバコの煙、ダメなんで席移動させてもらえませんか?」
「今予約でいっぱいなので無理です」
1回目は撃沈です。
ここで引き下がるわけではありません。
先程の若い女性店員では埒が明かないと判断し、少し年配のホール責任者らしき女性へ一言。
「妊娠中の妻がいるので、今のタバコの煙がすごく流れてくる席から移動をさせてもらえませんか?」
「予約で席が埋まっているので無理です」
タバコスパスパも容赦ないけれど、これが飲食店の現実か。
まあ、言ってることはわかるけどさ、たしかに面倒だろうけどさ。
予約で埋まっていたって、空いてる席にこっちを移動させて、そこで空いた席に予約していた人をいれれば良いだけなんだしさ。
だったら帰りますと言った結果
もうしょうがありません。このままタバコの煙を我慢し続けることなんてできません。
頭にはたまま今日の朝に見たあるTweetがうかびました。
【予言的中!!】飲食店は禁煙にしないと労働力確保に苦労してコスト割れする時代が来たよ!! https://t.co/MlZx6Dmig1 @Isseki3さんから pic.twitter.com/I8MCYdEjFM
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2017年11月4日
このTweetで紹介されたブログに書かれていた最後の言葉。
「我慢しないで声をあげること」
これが頭に浮かんで即座に実行したのです。
「なら帰ります。タバコの煙が嫌だから帰ります。この飲み物代だけを払って帰ります」
ここで潮目が変わりました。
「あちらの端っこの席がしばらく空いていますから。そちらへどうぞ」
タバコの煙から逃れて楽しい宴
幸運にも移動した席のそばにはタバコを吸う人はいなく、タバコの煙は気になりませんでした。
店員さんも妻を気遣って膝掛けを持ってきてくれたり。
楽しくしばらくはできないであろう外食を楽しむことができました。
我慢しないで声をあげること
昔は自分も喫煙者だったという負い目もあり、タバコを吸う人、タバコを吸える環境に対してあまり強く物を言うことはありませんでした。
ただ、自分がタバコを吸っていた頃とは違います。
これだけタバコが他人に与える害が知れ渡っていて、それでも他人の前で平気でタバコを吸ったり、吸える環境を当然のように提供しているのはやはり無視をすることはできません。
「我慢しないで声をあげること」
これをタバコを吸わない8割の人たちが続けて行けば、そう遠くない未来に目の前からタバコが消えてくれるかもしれません。
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