出産には立ち会ったほうが良いただ1つの理由

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先月のこと、まさかの話ですが子供が産まれました。

生涯一人で暮らしていくつもりでいた数年前の自分に「お前に可愛い女の子が産まれたよ」って言ったら、どんな反応をするでしょう。

 

立会い出産には消極的だった愚かな自分

子供ができることは嬉しい?自分的には色々考えるとこはありましたが、妻が喜んでいたのでただただそれが嬉しかったというところ。

ただ、出産が喜ばしきことであるのは間違いないと思う自分も、「出産には立ち会う必要はないだろう」と考えていました。

突然訪れる出産日に会社を休んで、それまでに引き継ぎ事項を整理しておかなければならない。

更に、立会い出産をしている間に取引先から電話が続々とかかってくる。

要は仕事に支障をきたすから立会い出産はしたくない

なんて愚かな考え方なのでしょう。

 

 

立会い出産をすると親へのありがたみがわくは嘘?

どうして立会い出産をした方が良いのか。

立会い出産経験者の何人かが言っていたのが「こんなに大変な思いをして自分を産んでくれたお母ちゃんありがとう」という気持ちになるから。

 

そういう人もいるかもしれませんが、自分は全く感じませんでした。

親へのありがたみは普段から感じているか、そもそもこの世に生を受けたことに特別なことを感じていないからかもしれません。

 

そもそも親、特に母親へのありがたみを感じるために立会い出産をするっていうのが、ちょっと自分本位と言うか。

立会い出産をした方が良い理由の本質とは真逆かなと感じます。

 

 

一人で陣痛に耐えるのは無理だからサポートが必要

夫の存在は精神的なサポートになる

立会い出産が必要というか、本当に必要なのは分娩室に入る前から立ち会うことです。

今回陣痛室で24時間以上を過ごして感じました(24時間以上!)。

陣痛は果てしなく精神を削られ、肉体的に激しい痛みを伴うもの。

この世のものとは思えない苦痛な時間、それも1日以上に渡ることもある苦痛な時間を一人で耐えることがどれだけ大変か。

誰かがいる。それだけで妊婦の支えになるはずです。

 

お尻を抑えたり吐瀉物の始末は誰がやるの?

陣痛は定期的にやってきます。はじめは10分に1回からやがて5分に、最終的には2分毎に激しい痛みが妊婦を襲います。

この痛みが来ている間、お尻を押してもらうとかなり楽なようです。

お尻を押すときはテニスボールが最適なようで(もちろん硬式!)、病院の陣痛室には常備されていたりします。

一人で出産をする場合、誰がお尻を押してくれるのでしょう。

今となっては不思議でなりません。

 

また、分娩を誘発するための薬を摂取することがあるのですが、これの副作用的なものもあって、妊婦が嘔吐することもあります。

痛みにこらえながら、精神的には激しく削られ、その最中の嘔吐。

別途を汚さないように一人で吐くなんて無理です。

背中をさすって、ゴミ袋を口元に誘導してあげる。

これができただけでも、立ち会って良かったと思ったし、立ち会うことをしていなかったらと思うとゾッとします。

 

立会い出産をする理由はただ1つで、自分の大切なパートナーに陣痛というこの世で最大級の苦痛に一人で耐えさせないためです。

 

思い直して!立会い出産はなるべくした方が良いから

陣痛のゴールが見えて、分娩室に入ってからは何となくエピローグ的な雰囲気でした。

もちろん、分娩室に入ってからも妻の苦痛は続くし、分娩室で何が起きるかはわかりません。

それでも、終わりが見えたことで、妻の精神が少し息を吹き返してきたのがわかりました。

我が子が出てきた時に感じたのは正直「へー」っていう不思議な気分と、「終わったなあ」という安堵感でした。

 

立会い出産をして本当に良かったと思います。

将来、妻との酒の肴にもなるのかなって思います。

 

 

 

 

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