日の出は少し早くなってきましたが、まだまだ寒い札幌です。
今朝、愛犬の散歩へ行った際にはマイナス8度・・・。
どうしたものでしょうか。
さて昨日、弊社経理担当に用事があり、担当部署へ行った際の話しです。
経理担当3人が一心不乱に電卓を叩いています。
計算中に話しかけられると、むちゃくちゃムカつくので、そっとその電卓の叩きぶりを見守っていました。
さすが、経理担当、電卓を叩くのが早い。
そのスタタタタタという音の小気味よさは、ちょっとした癒やしにさえなるななどど見守ること数分。
中々終わらない・・・。
そんな電卓音が鳴り響く部署、作業を何気なく見ていて気がつくことがありました。
Excelで作られている資料を、電卓で計算してやがる・・・。
Excelの数字を電卓で足し算している弊社経理担当
弊社経理担当は、女性が多く、その仕事ぶりも熱心です。
ただ1つ問題があって、残業時間がすこぶる多い。
特に、弊社営業担当が決済処理を集中させる月末は、午前様になる日もあるとかないとか。
「経理担当を残業させないように、早く決済処理を行え!」
営業担当には2ヶ月に一度は号令がかかります。
ただ、残業が多いのはExcelが使えないからじゃない?
昨日の光景を見てそう思わざるを得ませんでした。
弊社経理担当者がExcelを使わない理由
経理担当の若手にそっと聞いてみました。
「なんでExcelで計算しないで、電卓を使っているの?」
「計算式を入れるのが面倒だし、よくわからないので」
「そんな難しい計算しているの?電卓でしかできない計算なの?」
「いや、足し算とか、平均とかくらいですけれど」
SUMとかの計算式を入れれば済むだけの話しですし、Excelの場合は、計算式を入れなくても並んでいる数字を全て選択するだけで、合計値や平均値が表示させることもできます。
それとなく教えてあげました。
「ありがとうございます。でも、課長が信頼できるのは電卓だと言うのもあって・・・」
そんな部署のために営業は必死こいて、急いで決済処理をしていたと。
思考停止してExcelにさえ使おうとしない人たち
弊社経理部署はずっとこうして、Excelから距離をおいてきたのでしょう。
コンピュターは信じられない。
そう言いながら、低性能のコンピューターである電卓への信頼感は抜群という。
Excelが普及してからもう20年以上が経過しています。
この20年間、頑なに進歩を拒否してきた弊社経理担当。
Excelを使わずに電卓を必死に使うのは、新しいものを使いたくないという理由が1つ。
そして、上司が言うことを盲目的に信じるという思考停止した状況が二つ目の理由でしょう。
新しいものを受け入れない、上から言われたことに疑問を持たない。
Excelを使わずに電卓を使用している人は、根本的には仕事ができない人なのでしょう。
そんな環境でも仕事ができる若手は流出していくのかもしれませんね。
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