今まで2回の転職を経験しました。
1回目は大手通信会社から地元の食品メーカーへ。
2回目は食品メーカーから印刷系広告代理店、つまり今勤務している会社です。
実は1回目に転職は30代後半なのですが、そこから給料は殆ど上がっていません。
もしも今、新卒で入社した通信会社でそのまま働き続けていたとすると、恐らく収入は1.5倍にはなっていたでしょう。
傍から見ると、転職は大いなる失敗となるわけです。
良い会社に転職ができたから後悔をしていない?
収入面では完全に失敗となった転職ですが、不思議なことに後悔をしたことが殆どありません。
もしかすると、過去に後悔の念を抱いたことはあるかもしれませんが、少なくとも今は後悔の気持ちはありません。
収入が下がっても良い会社に入れたから?
いや、それは全く違います。
今の会社は衰退産業も良いところだし、社風も昭和のそれ丸出しで、良い会社なんてもんじゃありません。
正直、長くないかなと思っています。
では何故転職を後悔していないのでしょう。
自分で決めたことに人は後悔をしない
恐らく、2回の転職は「自分で決めた」からでしょう。
自分が転職を繰り返した10年と少し前、今ほど転職というものは一般的ではありませんでした。
それでも、自分は今置かれている状況や、将来の世の中を考えて「このままではダメだ」と、転職活動をしました。
結果、収入も落ちたし、到底良いとは言えない会社に勤めているのが現状です。
それでも、自分で考えて決めたことだから、後悔はないのでしょう。
世の中の常識の中で生きていると後悔をする
高校を出たら、大学へ行って、就職活動をして少しでも有名な会社へ入る。
自分たちはこうやって誰かに教育を受けてきました。
恐らく今の時代もそうでしょう。
結果、さほどなりたくもなかったサラリーマンになるのが当然と思い込んでしまっていました。
今よりももっと若くて、もっと失敗が許される時に。
でも、その常識って今考えると全然常識ではないし、誰得な常識でした。
「みんなこうだから、こうしなければならない」。
どれだけの
ことを、常識を鵜呑みにして諦めてきたことか。
転職をしなかったことを後悔している今
転職をして今の会社に流れ着いたことに1つの後悔もしていない今、たった一つだけ後悔していることがあります。
何故、今の会社にここまで長く在籍してしまったのかということです。
2回の転職を経験し、3回目の転職はなんとなく非常識だと思いこんでしまっていた。
今働いている会社のレベルが低くて、さほど努力をする必要もなかった。
つまり、また常識に縛られて更に悪いことに楽をしてしまったのです。
成長しようと世間の常識を気にせずに転職したことは、たとえ収入が落ちたとしても全く後悔はしていません。
ただ、楽だからと惰性で働き続け、世間の目を気にして同じ会社にずっと座っていることに関しては、猛烈な後悔をしています。
社会派ブロガーである、ちきりんのTweetやブログを月曜日の朝、目にしてしまって激しく考えてしまいました。
ちきりんの未来の働き方を考えようは2年前に出版された本ですが、ずばり時代を先取りしているようです。
40代、働き方や生き方を考えるフェーズに突入した今、読んでみたいと思います。
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