猛吹雪の中で部下が営業に出かけようとする理由

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ここ札幌も少しだけ春が近づいてきましたが、依然としてあたり一面は雪景色で、突然の雪に見舞われることがあります。

しかもその雪は時に強い風を伴い、歩くのが困難になるほどの風雪です。

3月になると吹雪は減るとは言え、未だ油断ができないというのが北海道です。

 

さて、そんな猛吹雪の日など、特に天候が悪い日には外出を控えるようにしています。

悪天候の中外へ出かけて、万が一事故に巻き込まれてしまうのが嫌だからです。

特に部下には台風や吹雪の日には、無理して営業に出かけずに、社内で計画を立てる、提案書を作るなどの作業に専念するように働きかけるようにしています。

 

 

猛吹雪の中営業へ出かける部下

先日の猛吹雪の際、一人の若手が外へ営業へ出かけようとしていました。

「こんな日に無理して営業に行かなくても大丈夫だよ、社内でやれることをやろうよ」

「いや、こんな日だから営業へ出かけるんです。こんな吹雪の日は営業マンにとっては大チャンスなんです」

「え、そうなの?」

「はい。天候が悪い日は、いつも会えないクライアントのキーマンも社内にいることが多いですし、ライバルの営業も訪問していないはずですから、話しを聞いてもらえるチャンスなんです」

「なるほどねえ」

「はい。先日読んだネットニュースに書いてありました」

 

たしかに一理あります。

中々会えないキーマンに会うというのは本当に難しい話しです。

ただ、「よく考えてるなあ。頑張ってね。」

そう言いながら、どうも腑に落ちない所がありました。

 

 

営業テクニックに踊らされて本質を忘れている

この手の営業テクニックは昔から色々あります。

朝、秘書が出社する前に電話をかけるとか。

クライアントの会社の前で掃除をするとか。

簡単なものを自分も実践してみたこともあります。

 

ただ、この営業テクニックは基本入り口を開く程度のテクニックで、このテクニックをひたすら身につけたところで、営業はうまくいきません。

 

結局営業マンが売上を上げる方法は、「良い提案ができたか」、「良い仕事を普段からしているか」の2点に集約されていくのではないでしょうか。

もっと簡単に言うと、「お客様の役に立つことができているか」ということです。

 

猛吹雪の日、ライバル達がいない隙を狙ってクライアントを訪れたとしても、役に立つ提案ができなければ、ただ世間話をしてくるだけになるでしょう。

 

テクニックよりも本質を学ぼう

どんな提案だとクライアントが喜んでくれるか、どんな提案をするとクライアントの業務が効率化されるのか、そんなことを一生懸命考えるのが営業ではないでしょうか。

 

やはり猛吹雪のは、見を危険に晒してまで外出などせず、クライアントに貢献できる手段をゆっくり考えるというのが、私たち営業マンがすべきことではないでしょうか。

 

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