先日、部下がクライアントからえらく怒られて帰ってきました。
一体どうしたのかと聞いてみるとこんな顛末です。
「お客さんから借りた大事な資料を、お客さんと打ち合わせしていたブースの中に落としてしまいまして。よりよって、担当者が次の打ち合わせの際に、その資料を拾ったようなんです。」
「ああ、それは怒られるねえ。でもどうして、そんなとこで資料を落としてしまったの?」
「はい。お客さん、せっかちな人で打ち合わせが終わるとすぐに部屋から出ようとするんです。こっちもなんだか焦ってしまって」
「焦ったからって、書類落としたりはしないでしょ」
「ええ、まあ。ちょっとカバンの中に物がたくさん入っていて、資料を急いで突っ込んだんですけれど、ちゃんと入ってなかったようで。」
たしかに、この部下のカバンはいつもパンパンで、結構気になっていました。
何が入っているんだろう。
ちゃんと管理できているのかな。
カバンがパンパンの人が仕事ができない理由
カバンがパンパンだと、この部下のように無駄なトラブルを起こすことにつながることがあります。
机の上を綺麗にしましょうというのは、だんだんと常識になってきましたが、ちょとプライベート空間でもあるカバンの中は意外と聖域で、注意をされたりはしません。
でもカバンの中を整理することは、机の上を綺麗にするのと同等、いや場合によってはそれ以上に大切なことなのです。
カバンの中が汚い人は、仕事の状態を把握できていない可能性が非常に高いといえます。
とりあえずカバンの中に物を突っ込んで、処理をしないからパンパンになっていくのでしょう。
先述の怒らた部下も仕事を後回しにしたり、やり忘れをすることが非常に多いのです。
また、お恥ずかしい話しではありますが、自分も以前はカバンの中がパンパンで、タスク管理がまったくできていない、だらしのない営業マンでした。
カバンの中を整理するための最も有効な方法
カバンの中を整理するにあたって良い方法だと言われるのは、1日の外出が終わったら、カバンの中から物を全て出してしまうというものです。
これを1日の仕事終わりのルーティーンにしている、できる営業マンもいるようです。
でも中々難しい。帰社後は雑務に追われるし、早く帰れと促されます。
そこで解決策です。
カバンを定期的に買い換えるのです。
買い換えると、一度汚いカバンの中がリセットされます。
カバンの中に物が多いから、何が入っているかわからなくなったり、整理をするのが面倒になってきたりするのです。
カバンを買い替えて、入れ替えのために今まで使っていたカバンに入っていたものを出してみると、ほとんどがいらない書類なのです。
カバンを買い換えれば、このいらない書類を捨てることができます。
新しいカバンの中にはごくごく必要な一部の物だけとなり、整理ベタな人でも中に何が入っているかは把握できるようになります。
UNIQLOなんかにいくと、数千円でそこそこのビジネスバックが手に入ります。
半年に1回、最低でも1年に1回はカバンを買い換えると良いでしょう。
すると、カバンの中がパンパンで中が把握できないということも防げますし、ましてやカバンの中が一杯で大事な書類を落としてしまうという事件も置きないのではないでしょうか。
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