落合陽一と堀江貴文の共著が発売されたということで、どちらも強烈にフォローしている自分としては読むしかないでしょという、その本が10年後の仕事図鑑です。
堀江貴文(以下ホリエモン)についてはほぼ同年代、ライブドアを率いていた第一期ホリエモンの頃から面白いなあと注目していて、本格的にフォローをするようになったのは、刑務所から出てきた第二期から。
第二期に出した本は7割位は読んでいるんじゃないかなと思います。
落合陽一(以下落合陽一)については、情熱大陸からのフォロー、最近ではLIVEPICKSを見たり、日本再興戦略を読んだりというところです。
さて、そんな40代が二人の共著10年後の仕事図鑑を読んでどう感じたのかを紹介したいと思います。
ホリエモンの本も落合陽一の本も読んだことがなければ最高の本
正直に書きますが、目新しいことはあまり書いていませんでした。
ホリエモンについてはフォローしすぎていて、書いてあることは、どこかで聞いたなという話しがほぼ全て。
落合陽一のターンについては、2月に発売された日本再興戦略の内容とかなり被るところがあると思います。
そりゃ、そんなに新しい思想や発想がすぐに出てくるわけがないので当然でしょう。
二人の本をある程度読んでいたり、常に二人をフォローしてその発言や振る舞いに接している人にとっては、少しつまらない本になるかもしれません。
ただ逆に言うと、もしも二人の事をあまり知らなかったり、知ってはいても本を読むまでではなかったなという人にとっては、今、そしてすぐそこに来ている未来を知る上で衝撃的な本になるのではないでしょうか。
ホリエモンがこの本の最後を、いつものお決まりのセリフで締めているのは、「これからも書くことは同じだから、もう買わなくても良いよ」というヒントなのかなと言える、そんな本です。
常識とか普通とか危険だからやめろという落合陽一
この本の中で1番小気味良いなと思ったのが、落合陽一が再三再四「普通であること」や、「常識」を打破している点です。
自分が落合陽一に惹かれるのも、そこなんだろうなと改めて実感しました。
若い頃、イギリスのバンドOASISやRadioheadに夢中になったロックおたくだった自分。
今でもその厨ニ的アティチュードが中々抜けずに、サラリーマンとして生きていくのは若干苦労をしています。
自分がロックの強烈に惹かれたのは「自分で考えて行動をしろ」というアジテーションなわけですが、落合陽一にはそんなロック的な佇まいを感じます。
この本では「普通であること」への違和感を強烈に発していて、それがどうにも小気味よく、自分の存在も肯定されるような小気味よさを感じました。
これからの時代を生きるための副読本
昨日、営業車の中で1時間程度、今朝、夜泣きをはじめた娘を傍らに30分程度でしょうか。
そのくらいの時間でさっと読める本です。
今までの本の焼き直しであることは否定できません(特にホリエモン)。
それでも、買ってよかったかなと思います。
さっと読める本で、今と少し先のこれからをどう生きていくのか、それをざっくり落とし込めるからです。
二人の振る舞いにはかなりの頻度で接していますので、その考え方はインストールされつつあると感じます。
だからこの本も少し退屈に感じた面もありました。
それでも、自分が常識に囚われそうになった時、子育てに悩んだ時、さっと読み返して道標とするのには丁度良い本なのかなと思います。
なんかやる気が出ないとか、漠然とした将来への不安を感じた時、手にとって眺めると少し気持ちがすっきりするかもしれません。
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