部下を指導する時に「絶対にやってはいけないこと」について自己の反省踏まえて考える

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4月になって管理職になった。役職がついたなどご昇進おめでとうございますという方も多いのではないでしょうか。

自分は1mmも人生が動くことはありませんでしたが、昇進はなんだかんだテンションがあがるものです。

せっかく昇進したのですから、張り切っていきましょう。

 

自分のことを思い返してみると、はじめて役職がついた時などはテンションが上がって、肩に力が入る日々だったような気がします。

そんな肩に力が入るような日々、とばっちりを食らうのが後輩や部下です。

はじめての指導ですから力が入りすぎてしまうのです。

力の入った指導は場合によっては部下の消耗させ、人生まで変えてしまう可能性があります。

今回は自分の反省を踏まえて、部下を指導する時に「絶対にやってはいけないこと」についてご紹介したいと思います。

 

 

やたらと急かす

スピードが全てを制すると思っていたこともあり、全ての仕事を「できるだけ早く」ということをモットーに働いてきました。

結果クライアントの信頼を勝ち取ることができたり、仕事を早く終わらせて定時に帰ることができるようになりました。

急ぐことは間違いではないと今でも思っています。

 

しかしながら、急ぐことは非常に消耗します。

生きることに尋常じゃない負荷がかかります。

急ぐことはプライベートにも影響して、せっかちになり、パートナーや子供、場合によっては犬にまで急ぐことを求めてしまいます。

 

急ぐことで仕事がうまくいくと思っていた自分は、部下にも当然同じような対応を求めてきました。

「まだできていないのか」と詰めて、「同じ時間にはじめた俺はもう終わっているよ」と煽っていました。

 

結果何人かの若手は仕事は早いけれど、いつも急いでいて余裕のないサラリーマンソルジャーになってしまったような気がします。

 

仕事が早い人は、自然と早くなっていきます。

人にはペースがあります。過剰に急ぐことを強いて、部下の人生にストレスをかけることになってしまったと、今では後悔をしています。

 

 

人前で怒る

どうにも会社のゆるい空気に嫌気がさしていた自分は、部下を持つことによってその空気感を変えようと力んでいました。

結果ひどく愚かな行動をとるようになりました。

 

部下を人前で怒ることによって、周囲への怒りも伝えようとしていたのです。

「そんなんじゃ、応対じゃお客さんは満足しないだろ!」と部下を叱ることで、他の社員へも怒りをぶちまけていたのです。

 

そんなことをしても怒りは伝わりません。

ただ場がピリピリとするだけです。

そして、衆人環視の中で罵倒された若手社員には少なからず心に変化が訪れてしまうでしょう。

恥ずかしさと、そんな目に合わせた自分に対しての怒りです。

 

そもそも怒ることに殆ど意味がないような気がしているのが最近のモードです。

ましてや衆人環視の中で。

酷いことをしていました。

 

部下の指導は人生を変えるかもしれないという緊張感と繊細さで

会社は人生のかなり長い時間を費やす場です。

人によっては人生そのものと考えている場合もあります。

人生をかけている場で、目上の人間から言われる言葉や、指導される内容は、人生そのものに影響を与える可能性さえあるのです。

 

新しく管理職になった人は、力の入った過剰な指導をしないように気をつけましょう。

過剰に力の入った指導を受けることになってしまった若手の皆さん。

どうか適当に流してください。

「あの人、随分力んでいるな」って。

 

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