春になって入社してきた新入社員も、GW開けの憂鬱を乗り越えて無事出社してきていて、嬉しいやら残念やらという気分です。
たまには、5月病にばっちりハマって、GWが終わったらトンズラかます若手などもみてみたいところです。
(自分にはそんな勇気はないくせに)
さて、新入社員を見ていると自分の新入社員の頃をどうしても思い出してしまいます。
もう20年も前の話で、その頃は今とはまったく違う会社にいました。
新入社員の頃、桜満開の東京で研修を受けていたなあという万感の思いと共に到来するのは、あれから2回転職して、今はまったく違う会社にいるなあというちょっとしたノスタルジーです。
この記事ではそんな感傷と共に、転職を繰り返すことのデメリットについて経験からお話したいと思います。
出世しにくい
1番最初に挙げられるのは、出世をしにくいということでしょうか。
いや、正確に言うと「出世をしにくい会社がある」ということかもしれません。
自分の経験からいうと、一社目の超大手企業◯◯Tに関しては、中途採用者で出世をしている人を見たことがありませんでした。
そもそも中途入社の社員をあの会社で見たことがないという。
今思うと不気味な会社ではあります。
二社目の某食品メーカーに関しては、逆にプロパー社員がほとんどいないというこまた稀有な会社でした。
創業30年程度で、会社が大きくなるに連れて中途で入社してきた社員が幹部になっているという状態です。
ただ、社歴が古い社員が比較的上層部に固まっていて、中途の社員が飛び越すというケースはあまりなかったように思います。
で、問題の三社目、今の会社のわけですが、中途の社員は完全に出世できていません。
上層部の方針なのでしょう。
年功序列というか、社歴序列に近い昇進のさせかたをします。
サラリーマンとして出世を目指すというのであれば、転職は繰り返さず、1つの会社のルールの中でゲームを楽しむかのように出世競争に励むのが1番の近道でしょう。
転職を繰り返すと給料が上がらない
転職理由として給料が安いからということを挙げる人も多いのですが、転職を繰り返している人は概ね給料が下がっているような印象です。
自分の場合もまさにそうです。
転職をしたことによって給料は下がっていないのですが、上がっていないという。
中途で入った際の給料からほぼ変わっていないのです。
昇給体型がプロパー社員と違っている、中途入社時に提示された条件は無理やり前の会社に合わせてくれたなどちょっと歪なことが起こりがちです。
様々な理由はありますが、転職を繰り返している人は給料が上がりにくい可能性がありますので要注意です。
都度会社のローカルルールを覚えなくてはならない
新しい会社に入ると、そのたびに会社のローカルルールのようなものを覚えなければなりません。
異業種からの転職はもちろんですが、同業種でも会社毎にしきたりだったりがあります。
これはどうしようもないことなので、とっとと覚えて新しい会社に順応していくのがベターでしょう。
でもふと思うことがあります。
この新しく覚えたルールって、ここだけでしか使えないスキルだよな。
新しい会社に入って覚えなければならない新しいルールたち。
これ、他のどの会社でも使えない、汎用性のないスキルとなります。
サラリーマンにとってはスキルを身につけることが唯一のストック資産となるわけですが、転職を繰り返しているとストック資産とならない無駄なスキルを都度身につける必要があるのです。
転職を繰り返した感想
出世はしにくいし、給料もイマイチ、イチイチ無駄なスキルを覚えなければならない。
転職って結構無駄だなあと。
ただ、転職を繰り返して後悔しているかと問われると、転職をしたことを後悔したことがないという記事にも書いくらいに、まったく後悔はしていないから不思議です。
転職を繰り返したことによって生じたデメリットは、転職の仕方が悪かっただけなのです。
事前にリサーチもろくせずに会社を決めてしまっていたからです
むしろ転職ににはメリットばりばりあります。
ちょっと年齢的に次は転職はどうかなとは思いますが、チャンスがあればまた転職をしたいと思います。
次はしっかりリサーチをしてですけどね!
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