平成生れは仕事ができないは本当なのか
平成産まれの社員が会社に入ってきた頃は、感慨深いものがありましたよね。
僕のような今40代、昭和後期産まれの人間にとっては、はじめて接する違う年号の世代です。
そんな生成産まれですが、社会に出始めたころはよくこんな事を言われていました
「平成産まれはヤバイ」、「平成生れは仕事ができない」。
平成も終わろうとしている今、あらためて平成生れは本当に仕事ができないのかについて考えてみたいと思います。
平成産まれはむしろ仕事ができる
ゆとり世代とごっちゃになったりして、平成生れは仕事ができないイメージがあります。
「あります」というか、僕ら昭和世代が一方的に仕事ができないというイメージを押し付けているのではないでしょうか。
結論から言うと、平成生れは仕事ができます。
平成生れは盲目的に上司の言う事を信用しない
平成生れが仕事ができないと言われるのは、上司の言うことを聞かないからというケースが大きな要因としてあるのではないでしょうか。
上司の言う事をすぐにやらずに、「それ、どうしてですか?」だったり「意味あるんですか?」的な発言をすることがあります。
これ、言われた昭和世代からすると信じられないし、面白くない。
だから「四の五の言わずにとっととやれ」となるわけです。
しかしながら、平成生れは「意味のわからないことはやりたくないという」。
でも、これって当たり前ですよね。
考えずに行動をしたって、覚えも遅くなるし、モチベーションも上がらないでしょう。
黙って言われたことをやるって、短期的には早いし、教える方も楽ですが、長期的には何も育成できていないなんてケース、山ほど見てきました。
言われたことを盲目的にやるだけではない、自分で考えて行動できる分、平成生れは仕事ができると言えるのではないでしょうか。
平成生れは情報のシャワーを浴びている
平成生れが盲目的に上司の言う事を信用しないのは、情報のシャワーを浴びているからでしょう。
平成生れにとってはスマホが当たり前の時代です。
ネットニュースやライフハック系のブログ、様々な情報のシャワーを若いころから浴び続けています。
上司の言う事だけが社会の全てだった昭和世代とは違うのです。
目の前の上司の遅く浅い経験より、ネットで読むことができる早くて深い経験をしている起業家の経験談の方が役に立つというわけです。
仕事ができないのは昭和生まれ
最近思うのが、仕事ができないのはむしろ昭和生まれです。
人口増ボーナスに乗っただけで、仕事ができないのに仕事ができると思い込んでいる幹部たち、そしてその幹部たちの特に理論だっていないやり方を、猛進する中堅層。
昭和世代からは新しい仕事の仕方は中々産み出されません。
古き良き成功体験を忘れることができないし、古き良き成功体験をした人たちを神とあがめてしまうのです。
昭和とか平成とか言っている会社は先がない
最後に自己矛盾になりますが、昭和とか平成とか言っている人や会社はもうオワコンなんでしょうね。
平成生れも昭和生まれも気にならないくらいに溶けて混ざっている会社。
そんな会社じゃないと、日々ワクワクするような仕事ができているとは思えません。
平成生れは仕事ができます。ぼくら昭和の残党は一刻も早く彼らの感覚を身体に浸透させ、OSを入れ替えるつもりで一緒に進むことが必要なのでしょう。
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