薄々気が付いていたのですが、僕はどうもADHDだったようです。
発達障害ってやつですね。
まあ、発達障害でもなんとか結婚して、子供もできて、名ばかりかもしれませんが課長にもなれたわけで。
もし発達障害で悩んでいる人がいたら僕は「なんとななるよ」って言いたいですね。
発達障害と一口に言っても色々ですから、あんまり簡単には言えないのかもしれないですけれどね。
ADHD気味の僕が仕事でミスをしないために気を付けていること
僕の場合はADHDの症状で見られるうちの、多動性や注意力の欠如みたいのが顕著に表れているかなと思います。
多動性はまだ良いのですが、「注意力の欠如」みたいなのは仕事をしていく上では結構致命的です。
注意力が散漫なんで、事務作業を中心として仕事をしていく上でミスが出やすいんですよね。
そんな僕もなんとかサラリーマンとして20年サヴァイブしてきました。してきましたよ・・。
途中で何度もあきらめて、なれもしない起業家になろうとしたりもしましたよ・・・。
でもサラリーマン続けていて良かった。だってADHDの僕も毎日暖かい家で、美味しいご飯を家族と食べることができているのですから。
でも20年間、ADHDの僕もADHDなりに苦労をして、工夫をしてサラリーマンサヴァイヴをしてきました。
今日はその工夫の一端を披露したいと思い、筆を執ったというわけです。
ADHDの僕はマルチタスクをやめた
ADHDだからってことを理解してはじめたわけではないのですが、僕は基本的にシングルタスクです。
同時に二つのことをやろうとすると、気が散って両方とも遅々として進まないのです。
一時期マルチタスクが流行っていたことがあって(これは僕の脳内が生み出した空想世界でおきた憧れの蜃気楼なのかもしれないけれど)、ADHDの僕がマルチタスクにチャレンジしようとしたんですど、散々な結果となってしまいました。
そこで決めたんですよね。並行作業を行う事をやめようと。マルチタスクはやめてシングルタスクに生きようと。
ちょっとしたことでも、一つのことを終わらせてから次に取り掛かるようにしたのです。
社内の同じ場所へ届ける書類が二つある。二つ仕上げて1度で持って行った方が、効率的なのは間違いありません。
でも僕がこれをやると、一つ目の書類を提出するのを忘れてしまったりするんですよね。
一つのことに集中しちると、本当に他のことが見えなくなる。
そんなちょっとしたマルチタスクの効率化で、ミスが頻発して敗走をするサラリーマン人生をそこそこ長く過ごしてきました。
だから僕はマルチタスクを決して行わないようにしています。
ADHDの人は、ひとつづつ仕事を片付けていくようにしましょう。
ADHDの僕は持ち物を少なくした
僕はしょっちゅう物を失くします。これも多分ADHDの影響かなって思います。
会社の書類もしょっちゅう失くして、机の中や鞄の中をいつもガサゴソと探していました。
隣で働いている後輩も「大丈夫ですか」なんて言いながら、ニヤニヤする始末。
「またやってるよ」というところでしょう。
やたら物を失くして探し回る人生に疲れていたのが正直なところです。
そんな僕の目に飛び込んできたのが断捨離という言葉。
「ああ、物を少なくすれば物を探す時も楽だよな。」
物を少なくして、デスク周りや鞄の中を綺麗にするようにしました。
毎日の帰宅どき、できればデスクの上には何一つ物が置かれていない状態にしよう。
毎日の帰宅どき、できれば鞄の中に書類は入っていない状態にしよう。
そう意識して仕事をするようになりました。
身の回りの整理に仕方については、こんまりメソッドを参考にしました。
こんまり先生との出会いは僕の人生を幾分楽にしてくれたので感謝しかありません。
(出会いと言ってもただ本を1冊読んだだけではありますが)
物を探すために持ち物を少なくしたのですが、持ち物を少なくすると物を失くすこともグッと減ったから不思議です。
ADHDの人は身の回りの物を少なくすると、生きるのが少し楽になるかもしれません。
ADHDの僕、忘れ物防止のために同じものを何個も所有
物を減らすという話と少し矛盾するかもしれませんが、ADHD気味の僕は同じものを何個も持つようにしています。
名刺入れやボールペン、メモ帳あたりでしょうか。
特に名刺入れは持っているスーツ3着の胸ポケットには全て入っていますし、鞄の中にのも忍ばせています。
そして会社のデスクの引き出しにも。
なんで名刺入れを何個も持っているかというと、名刺入れを忘れて困ったことが何度もあったからです。困ったというか、恥をかいたというか。
で、いつも名刺入れを持っているかどうか不安でしょうがないというサラリーマン人生初期をおくっていたのです。
とにかく忘れ物をしやすい。これもADHDの人の特徴ではないでしょうか。
だから僕は決めたのです。名刺れを忘れる可能性を失くそうと。
それが5個の名刺入れを持つというハックに行きついたというわけです。
名刺れ程度の小物です。多少増えても物が探すことに影響はありませんし、入れる場所も決まっています。
名刺れを忘れたんじゃないかといった不安で冷や汗をかくことがなくなると思えば、まったく問題ではありません。
ADHDの人で忘れ物に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
同じものを何個も持ったりして、忘れることができない仕組み作りみたいなの、考えてみても良いかもしれませんね。
ADHDの仕事ハックは続く
ADHD気味の僕が実践している仕事の工夫はまだありそうです。
というか、今まで行ってきた工夫は全てADHDとの闘いだったのかもしれません。
でも、今日はこれから犬の散歩もあります。
いったん筆を置こうと思います。
ADHDの皆さんの人生に幸多きことを祈って
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